こんにちは。地域福祉課 横井です。
「社会福祉」、「高齢者福祉」という言葉はよく耳にすると思いますが、実際にはどんな人たちが関わって、どんな支援をしているのかあまり知られていません。
そこで、福祉・介護職への理解を促し関心を高める取り組みの一環として、今年度は五条高等学校の皆さんが愛知県社会福祉協議会の実施する「介護理解促進福祉協力校」に指定されました。
この事業は県内の高等学校等を協力校として指定し、介護教室の実施や学校全体及び地域等に向けた普及活動等を進めながら、生徒に対して介護就労への理解と関心を高め、地域における介護に対する肯定的なイメージの醸成を図ることを目的としています。
今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、施設での介護体験学習から3回シリーズの出前介護講座に変更となりましたが、五条高等学校のJRC部の皆さんが受講した2日目の特別養護老人ホーム第Ⅱあま恵寿荘さんの講座の様子をご紹介します。


講義は特別養護老人ホーム第Ⅱあま恵寿荘施設長 加藤さんが進行。高齢化率を含め高齢者についての解説から始まり、施設で働く専門職、仕事内容についての紹介。介護の歴史や介護現場でのIT化の説明をしていただきました。


講義のあとは実際に車いすに乗る人、支援する人に分かれて体験しました。乗る人はより高齢者の感覚に近づけるため、アイマスクと耳栓をしましたが、かなり悪戦苦闘していました。
後日、五条高等学校の先生から、ボランティア部の皆さんがこの講座をきっかけに文化祭で車いす体験を実施するとのご連絡をいただきました。文化祭頑張ってください。
この講座をきっかけに、生徒の皆さんが将来の職業として、「福祉の仕事もいいな」と思ってもらえると嬉しいです。